ブランディング会社の選び方

失敗しない!初めてのブランディング会社・選び方ガイド

2026年2月24日 12分読み

失敗しない!初めてのブランディング会社・選び方ガイド

エグゼクティブサマリー

企業におけるブランディングとは、理念や強みを社内外に一貫して伝え、信頼や選ばれる理由をつくることです。限られた時間や予算、人員の中で、企業はブランド力を高める工夫が必要です。その際、外部のブランディング会社を活用することも一つの方法です。

本レポートでは、初めてブランディング会社に依頼する経営者や担当者向けに、プロジェクトを進める際の注意点、依頼先の特徴、実際に相談しやすい会社の例を紹介します。依頼先を選ぶ際や進め方を考える際の参考として、ご活用いただければ幸いです。

初めての依頼で失敗しやすいポイント

初めてブランディング会社に依頼する際は、どうしても表面的な部分に目が向きがちです。よくある失敗例をもとに、押さえておきたいポイントを紹介します。

 成果の定義を曖昧にしたまま依頼する

「かっこいいロゴを作りたい」「Webサイトを刷新したい」といった依頼は、見た目の改善にはつながりますが、ブランドの価値向上や売上への貢献という本質的成果につながるとは限りません。ブランディング会社に依頼する前に、企業としてどのような価値を顧客や社員に届けたいのか、成果の目標を具体的に整理しておく必要があります。

 社内リソースや体制を過小評価する

ブランディングは外注だけで完結するものではなく、社内の意思決定者や担当者との密な連携が不可欠です。初回の依頼で社内リソースを過小評価すると、意思決定が遅れ、プロジェクトが停滞することがあります。

 事例や規模感に惑わされる

大手企業の実績を前面に出す会社は信頼感がありますが、中堅・中小企業向けに最適化された支援ができるとは限りません。過去の事例だけで依頼を決めると、自社に合わない施策や過剰なコスト構造に巻き込まれる可能性があります。

 契約範囲の曖昧さ

「ブランド戦略を策定する」「デザインを制作する」といった表現は曖昧で、具体的にどの成果物がいつまでに得られるのか不明確な場合があります。特に初回の依頼では、契約内容や納品物を明確にしておくことが重要です。

これらの失敗を避けるには、ブランディングの目的と期待する成果を明確化し、依頼先の実績や対応範囲を丁寧に確認することが不可欠です。

初めてでも安心して依頼できるブランディング会社の特徴

では、どのような会社に依頼すれば安心でしょうか。以下の特徴を押さえておくと、初めての依頼でも安心感を持ちやすくなります。

1. 進行プロセスが明確で、全体像を可視化してくれる

初めての依頼では、「何から始まり、どこまで進めるのか」が見えないことが大きな不安要素です。各工程の目的や成果物、期間、関与範囲を事前に提示し、プロジェクト全体像を構造的に説明できる会社は、認識のズレや想定外の混乱を防ぎやすく、安心して任せることができます。

2. 企業の規模や状況に合わせた現実的な設計ができる

中堅・中小企業では、人員や予算、意思決定体制に制約があります。こうした前提を踏まえ、過度に大掛かりな施策を押し付けるのではなく、現実的なスケジュールや優先順位で提案できる会社は、無理のないブランディングを実行可能です。自社の状況に即した提案を行なってもらうことが重要です。

3. 期待値のすり合わせを丁寧に行う

ブランディングプロジェクトの失敗は、少なからず「成果のイメージのズレ」によって生じます。依頼前の段階で目的やゴールを具体的に言語化し、優先順位や判断基準を共有できる会社は、途中での認識違いを防ぎやすくなります。抽象的な理想論ではなく、合意形成を重視する姿勢が、初めての依頼では特に必要です。

4. 社内関係者の巻き込み方に長けている

ブランディングは経営者だけでなく、現場の社員にも浸透させる必要があります。社内ワークショップやヒアリングを通じて関係者を巻き込む経験が豊富な会社は、施策が机上で終わることなく、組織に定着する可能性が高まります。

5. 投資対効果を見据えた提案ができる

ブランディングは成果が見えにくい投資と捉えられがちです。そのため、費用の内訳や優先順位、段階的な実施案を提示し、投資の考え方を整理できる会社は、ブランディングの可否を判断しやすくなります。短期と中長期の効果を整理し、投資対効果を見据えた提案を行える会社は、信頼できるパートナーとしての資質を備えていると考えられます。

依頼しやすいブランディング会社の例(5社)

ここでは、初めてブランディング会社に依頼する企業に向け、安心して相談できる体制を備えた5社を紹介します。

紹介する会社はいずれも、プロジェクトの進行プロセスを明確に提示し、企業の規模や状況に合わせた現実的な設計が可能です。また、依頼時の期待値を丁寧にすり合わせながら進める姿勢を持ち、社内関係者を巻き込む支援にも柔軟に対応しています。

さらに、投資対効果を見据えた提案を行い、経営判断として納得感のある形でブランディングを設計できる点も共通しています。

「フォアビスタ」

依頼しやすいブランディング会社の例 ①「フォアビスタ」1

依頼しやすいブランディング会社の例 ①「フォアビスタ」2

フォアビスタは、「絵に描いた戦略で終わらないブランディング」を実践するブランディング会社です。事業成長や組織変革の局面にある企業に向け、経営の意思決定や現場の行動に直結するブランド戦略を立案し、実行まで支援します。

経営層・担当者と対話を重ね、目指す姿や優先順位を整理したうえで、企業規模やリソースに合致したプロジェクトを提案。戦略策定からデザイン開発、社内展開までを一貫して支援し、投資と成果のバランスを意識した設計を行っています。

②「ブランディングテクノロジー」

ブランディングテクノロジーは、中堅・中小企業向け支援を主軸とするブランディング会社です。ヒアリングを通じて現状課題を整理し、無理のないスケジュールと費用設計を提示します。

プロジェクトの進め方を明文化し、期待値の調整を行いながら合意形成を進める点が特長です。特に投資対効果を意識した段階的な提案に強みがあり、経営判断の材料を整理したい企業にとって相談しやすい体制を備えています。

③「株式会社イマジナ」

依頼しやすいブランディング会社の例 ③「株式会社イマジナ」

イマジナは、組織内部への浸透支援を重視するブランディング会社です。経営者だけでなく現場社員へのヒアリングやワークショップを通じて認識を揃え、期待値のすり合わせを丁寧に行います。

プロジェクトの進行プロセスも比較的明確で、中堅・中小企業の規模感に合わせた設計が可能です。一方で投資対効果の数値整理よりも、理念共有や組織変革を重視するアプローチが中心となります。

④「株式会社モンブラン」

依頼しやすいブランディング会社の例 ④「株式会社モンブラン」 

モンブランは、ブランド表現の具体化に強みを持つ会社です。戦略整理からクリエイティブ制作まで対応し、コンセプトを実際のアウトプットへ落とし込みます。

進行プロセスは比較的シンプルで、中堅・中小企業でも取り組みやすい構成です。期待値の調整や費用面の整理も標準的に行いますが、社内浸透支援については案件ごとに対応範囲が異なります。実制作を重視する企業に適した選択肢です。

⑤「株式会社揚羽」

依頼しやすいブランディング会社の例 ⑤「株式会社揚羽」

揚羽は、組織浸透を前提としたブランディング支援を行う会社です。プロジェクトの工程を可視化し、経営層と現場双方の認識を丁寧に調整しながら進めます。

中堅・中小企業のブランド再構築支援の実績も多く、社内巻き込み施策に強みがあります。投資規模や実施フェーズを整理した提案を行うなど、経営視点を踏まえた設計も可能で、総合的な安心感を重視する企業に向いています。

ブランディング会社「5社」のタイプ比較

ブランディング会社は、支援領域だけでなく、プロジェクトの進め方や経営との向き合い方にも違いがあります。本比較では、「初めてブランディング会社に依頼する企業が安心して進められるか」という視点から、5つの観点で整理しました。

自社の体制やフェーズ、経営課題に照らし合わせながら、どの会社が自社に合うのかを判断する材料としてご活用ください。

ブランディング会社進行プロセスの
明確さ
規模に合わせた
プロジェクト設計
期待値のすり合わせ社内関係者の巻き込み投資対効果を
見据えた提案
フォアビスタ
ブランディング
テクノロジー
イマジナ
モンブラン
揚羽

まとめ

初めてブランディング会社に依頼する際に重要なのは、「何をつくるか」ではなく「何を機能させたいのか」を明確にすることです。ロゴやWebの刷新は手段であり、目的は、経営・組織・顧客接点における意思決定基準としてブランドを機能させることにあります。

ブランディングは一時的な施策ではなく、経営における無形資産を構造化するプロジェクトです。判断軸を持って依頼すれば、初回であっても過度な期待や認識のズレを防ぎ、自社のフェーズに適したブランディングを進めやすくなります。

本レポートが、初めてブランディング会社を選定する企業にとって、検討の一助となれば幸いです。

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    そのブランドに、
    次の一手を。

    「まだ依頼するか決めていない」段階でも、
    多くの相談をいただいています。

    このレポートについて

    著者:東 隆範

    フォアビスタ株式会社 代表・ブランディングディレクター


    広告代理店、英国系および仏国系ブランドコンサルティングファームを経て、企業・事業・商品を対象としたブランド戦略の立案と実行に20年以上携わる。持続的な競争優位につながる「体質改善型のブランドづくり」を強みとし、経営とブランディングを結びつける実践的アプローチで、ブランド戦略や企業ブランディングのプロジェクトを数多く成功に導いてきた。

    これまでに携わった主なブランドは、NTTドコモ、カゴメ、サントリー、ブルドックソース、NTTデータ、ローソン、DENSO など。企業ブランディングから事業・商品開発まで幅広く支援している。

    このレポートについて

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