Rakus

ラクス

ブランディングの
タイミング

背景にあったのは
将来の上場計画

ラクスのブランドマネジメント戦略

40,000社の顧客にむけてホリゾンタルSaaSを提供している株式会社ラクス(旧社名;株式会社アイティーブースト)。複数のサービスを個別ブランドで展開していた同社は、サービスブランド同士のクロスセル効果が低いことを課題視していました。

また「アイティーブースト(9文字)」という社名の文字数が長すぎて、競合する「サイボウズ(5文字)」に比べても、覚えにくいし認知しづらいことを実感していました。

さらに同社は将来的に上場を計画しており、投資家に向けて企業ブランドをアピールし認知を高めたいとも考えていました。そうした状況を背景に企業ブランディングがスタートしました。

戦略的なアプローチ

効率と認知を高める
戦略プランの提案

ラクスのブランドメッセージ開発

同社の企業ブランディングを担当することになったフォアビスタは、トップダウン型でプロジェクトを進行します。意思決定者である社長および全役員が出席する会議にておいてダイレクトに提案を行い、その場で発言されたトップの意向を推敲した上で反映することで、提案内容の精度を高めていきました。

具体的には、同社の事業効率と企業認知を高めるために、アンブレラ構造の事業体系(一つの企業ブランドの下で複数のサービスブランドを展開するブランド体系)へ移行する戦略プログラムを提案します。

併せて更なる成長を見据えたビジョン、ミッション、バリューを新たに策定し、同社のアイデンティティを言語化した「すぐ便利、ずっと満足。」というブランドメッセージを開発しました。

ブランド
クリエイション

新社名のもと
コーポレートツールを一新

企業ブランディングの最終段階では新社名「ラクス」というネーミングを開発しました。「ラクス」という新社名は、「ITシステムが楽に使えて、企業で働く人が仕事も人生も楽しくなる」という同社の事業価値と世界観を同時に表しています。また文字数が当初の「9文字(アイティーブースト)」から「3文字(ラクス)」へと大きく減ったことで、覚えやすさと認知性が高まりました。

その上で「!(エクスクラメーションマーク)」をシンボルとした印象的なロゴマークをデザイン。デザインにおいては、覚えやすさと認知性だけでなく、期待感や愛着を高めることも意図しました。そして名刺や封筒などのコーポレートツールについても、効果的なコミュニケーションを目指して戦略的にデザインしました。



  • ラクスのCI/VI開発
  • ラクスのCI/VI開発
  • ラクスのロゴマーク開発
  • ラクスのロゴマークガイドライン制作
  • ラクスのCI/VI開発

クライアントサクセス

順調に業績を伸ばし、
6年後に上場

その後ラクスは、サービスブランド同士のクロスセル効果や企業ブランドによるアンブレラ効果が高まり、順調に業績を伸ばしています。そして「楽楽精算」や「楽楽明細」などのサービスブランドと共に、企業ブランドの認知を高めています。

ラクスはブランディングプロジェクトから6年後、東証マザーズに上場を果たしました。(現在は東証プライム市場に上場)

ブランディングの成果

上場を目指すIT企業の
戦略的ブランディング

上場を目指すIT企業の戦略的ブランディング

Detail

業種別
ブランディング別
クライアント本社所在地
  • 東京都
ソリューション別
  • ブランドクリエイション
  • ネーミング開発
  • ブランドメッセージ開発
  • ロゴマーク/VI開発
  • ロゴマーク/VIガイドライン制作
  • タッチポイントデザイン