転換期を迎えた企業の
社内・社外のブランディング。
JR東日本東北総合サービスは、企業合併、急速な従業員増加、サービスエリアの拡大に伴う環境変化を背景に、企業として大きな転換期を迎えていました。
そこで同社は、企業の存在意義を明確にし、社内の結束を強めることを目的に、また魅力的な企業として社外から認知されることを目指して、ブランディングプロジェクトを立ち上げました。
当社はプロジェクトチームの支援を行い、課題解決のための具体的な提案を通じて、社内・社外のブランディング活動を推進しました。
合併後を見据えた、
企業ブランドの再構築。
半年後に同じJR東日本グループ2社を吸収合併することが決定していたJR東日本東北総合サービスは、従業員数の急激な増加、サービスエリアの拡大、多様化する業容、マーケット環境の変化など、社内環境と社外環境の両面で大きな転換期を迎えていました。
そのような大きな転換期を好機と捉え、同社はブランディングプロジェクトを発足させます。
プロジェクトの目的は2つ。1つは企業合併後の同社の存在意義と方向軸を明確にして社内の結束を強めること。もう1つは魅力的な企業として社外から認知されること。どちらも一筋縄では行かない難しいテーマです。
主体性を活かしたプロセスと
実効性のある成果。
担当役員をプロジェクトオーナーとし、各部署から他薦・自薦で選ばれた精鋭9名によるプロジェクトチームが発足しました。
フォアビスタは、ブランディング会社が直接役員会に提言するのではなく、プロジェクトチームが主体となって提言を行うスキームを提案。このアプローチが評価され、コンペの結果、当社が企業ブランド再構築プロジェクトを支援することとなりました。
プロジェクト前半では、6回のワークセッションや提案を通じて、約1,600名の全従業員アンケート、1,000名の生活者アンケート、ブランドおよび事業内容のインサイト分析、キーパーソンインタビューを実施。「ブランド調査」の成果をもとに、企業理念・ビジョン・ミッション・バリューの策定、マーケティング戦略の立案、ブランドメッセージの開発といった「ブランド戦略」を策定しました。
そして当初の計画にはなかったものの、同社にとって新たな愛称の制定が不可欠であるとプロジェクトチームに提言。その後の6回の提案を経て、「LiViT(リビット)」という愛称が決定し、新ロゴマークを開発しました。加えて、名刺・封筒などのコーポレートツールを一新し、ビジュアル面でのアイデンティティを統一し、企業ブランドの魅力を社外へ発信するための基盤を築きました。
社内結束の強化、
社会認知の向上。
フォアビスタは、社内向けブランディング(インナーブランディング)の一環としてブランドブックや理念ポスター、理念カードから成る「理念浸透ツール」も制作。その理念浸透ツールを用いながら、プロジェクトチームメンバーの6名が主体となってキャラバンを行い、約半年間をかけて全従業員への理念浸透活動を行いました。
1年間に及んだブランディング活動および各種ブランディング施策の成果によって、LiViT(リビット)全従業員の結束は強まり、従業員満足度も大きく向上しました。
また就職希望者が急増するなど、社外からは魅力的な企業としての認知が高まりを見せています。
ブランドのアイデンティティ強化を支える
各種のクリエイティブ。
ロゴマーク開発|コーポレートツール類のデザイン
ロゴマーク(VI)ガイドライン制作
理念/MVV/パーパス浸透ツールの制作