TERAOKA/DIGI

寺岡精工

ブランドの課題

失われてしまった
企業イメージの統一感

寺岡精工のタッチポイント戦略

世界第2位の計量器・POSシステムメーカーである寺岡精工。日本では「TERAOKA」、海外では「DIGI」として事業を展開している同社は、1925年の創業以来、日本初の「商用バネばかり」、世界初の「デジタル料金はかり」や「感熱印字方式のバーコードプリンター」など、常に先駆的な新技術を持つ製品を世に送り出しています。

そのような寺岡精工は、「新技術」だけでなく「経営革新」も経営理念に掲げています。その一環として、事業の合理化と活性化を目指したビジネスユニット制を導入しましたが、この取り組みは一つの問題を引き起こしていました。

各ビジネスユニットが独自にセールスツール(製品カタログ)を制作するようになったことで企業のブランドイメージが分散し、統一感が失われてしまったのです。

戦略的なアプローチ

企業イメージを統一する
ソリューション

フォアビスタは、寺岡精工のプロダクトデザインおよびグラフィックデザインを統括する部署から依頼を受け、ブランドイメージ統一プロジェクトを担当することになります。

このプロジェクトでは、まずセールスツール全般のビジュアルオーディットを実施し、制作担当者への詳細なインタビュー調査を行いました。これらの準備を経て、各ビジネスユニットの個性を尊重しながら、TERAOKAブランドの一貫性を保つための独自の「デザインエレメント(デザイン要素)」を開発し、マニュアル化します。

具体的には、寺岡精工の異なる個性を象徴する「クロスライン」と名付けたデザインエレメントを、セールスツールの表紙の一部に配置しました。一方で、その他の部分には自由度を持たせます。この仕組みにより、各ビジネスユニットの独自性を活かしながらも統一性を持ったTERAOKAブランドの確立を目指しました。



  • 寺岡精工のタッチポイントデザイン
  • 寺岡精工のタッチポイントデザイン
  • 寺岡精工のタッチポイントデザイン

ワンストップサポート

企業ブランドの
グローバル管理に向けて

ブランドイメージ統一プロジェクトから6年。TERAOKAブランドには新たな課題が生じていました。

それは全世界におけるロゴマークの管理と運用です。世界146カ国でビジネスを展開するDIGIブランドについて誤用が頻発していたため、各国の事業所に対するロゴマークの規定が必要となっていたのです。

当社は、ブランドの共通運用に向けてTERAOKAおよびDIGIのロゴマークを部分的にリファイン。その上でグローバルガイドラインを策定し、TERAOKAおよびDIGIのグローバルブランディングに向けた基礎固めを行いました。



  • 寺岡精工のロゴマークガイドライン制作
  • 寺岡精工のロゴマークガイドライン制作

グループ
ブランディング

グループ全体の
ブランディングをサポート

その他にも、企業および各種商品のブランド戦略やサステナブル成長戦略の立案、会社案内や周年史、ブランドブック、各種カタログの制作など数多くのプロジェクトを当社が担当。

フォアビスタは、寺岡精工グループのブランディングに関するプランニングやデザイニングを、20年以上にわたってサポートしています。

  • 寺岡精工の各種パンフレット制作
  • 寺岡精工の各種パンフレット制作
  • 寺岡精工の各種パンフレット制作
  • 寺岡精工の会社案内制作

クライアントサクセス

売上の停滞から拡大へ。
ブランディングが功奏する

私たちの役割り 企業ブランドの最適化と支援

売上の停滞から拡大へ。中長期的な視野に立った企業イメージ向上施策が功を奏し、2010年に実施したブランドイメージ統一プロジェクトの翌年から5年間で売上高が1.6倍(401億円→622億円)になりました。



ブランディングの成果

ビジュアルの
イメージ統一による
企業イメージの向上

ビジュアルのイメージ統一による企業イメージの向上

Detail

業種別
ブランディング別
クライアント本社所在地
  • 東京都
ソリューション別
  • ブランド・クリエイション
  • ロゴマーク開発
  • VI(ビジュアルアイデンティティ)開発
  • コーポレートツール類のデザイン
  • ロゴマーク(VI)ガイドライン制作