ブランドメッセージの由来
「三越」の
ブランドメッセージとは?
- ① 飾る日も 飾らない日も三越と
- ② 飾る服も 飾らない服も三越と
- ③ ハレの日も ハレない日も三越と


正解は①。
三越は、1673年(延宝元年)に創業した百貨店です。創業当時は呉服店で、当時富裕層だけのものだった呉服をひろく一般市民のものとした功績が知られています。
創業から約230年経った1904年には、「今後一層其の種類を増加し(中略)米国に行わるるデパートメントストーアの一部を実現致すべく(後略)」という“デパートメントストア宣言”を行い、呉服屋から百貨店に転身。日本初の百貨店となった三越は、消費文化の向上に大きな役割を果たしていきます。
しかし近年になって、「百貨(いろいろな商品)を扱う店」としての百貨店の存在価値は低下しつつあります。量販店やGMS(General Merchandise Store:総合スーパー)など、新しい業態が台頭してきたのが主な理由です。そのような状況にあって、三越は「全ての人」から支持してもらうことを目的に膨大な商品数を揃えるのではなく、「上質なくらしを求める大人」にとって必要な商品を揃えることで、独自の百貨店として存在価値を高めようとしています。
三越のブランドメッセージは、”(飾る日も飾らない日もある)上質なくらし”を求める大人に向けたメッセージなのです。
この記事・レポートについて
この記事・レポートは、20年以上にわたるブランディング実績と、ブランド戦略に関する最新事例の研究に基づいてフォアビスタ株式会社が執筆したものです。ブランディングにおける課題解決の糸口、戦略実行のヒント、実施施策のノウハウを提供しています。

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