ブランドネームの由来
テルモの
ブランドネームの由来
“THERMOMETER(体温計)”



“THERMOMETER(体温計)”
テルモは優秀な体温計の国産化をめざして設立された会社で、ドイツ語の「THERMOMETER(体温計)」が社名の由来となっています。
現在の「テルモ」という社名に至るまでに何度か社名が変更されましたが、いつも「体温計」を意味する言葉が社名に含まれていました。
まず1921年(大正10年)に設立されたテルモの前身となる会社は「赤線検温器株式会社」。赤線検温器というのは、赤い線の入った水銀の体温計のことです。
その後、森下仁丹が独占販売契約を結んだことから1936年(昭和38年)に「仁丹体温計株式会社」という社名に変更され、1955年(昭和38年)には体温計の国内生産量30%を占めてシェア第1位となります。
そして体温計以外の商品を新発売した1963年(昭和38年)に社名の「体温計」の部分を「テルモ」と変更し「株式会社仁丹テルモ」とします。日本語で「体温計」のままだと、新たな医療機器分野に進出しづらいと判断したのでしょう。
森下仁丹との販売契約が解消された1974年(昭和49年)に現在の社名であるテルモ株式会社となりました。
この記事・レポートについて
この記事・レポートは、20年以上にわたるブランディング実績と、ブランド戦略に関する最新事例の研究に基づいてフォアビスタ株式会社が執筆したものです。ブランディングにおける課題解決の糸口、戦略実行のヒント、実施施策のノウハウを提供しています。

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