ブランディングの目標
合併の弊害の解消と
競争優位性の抽出
東北エリアで複数の駅ビル(ファッションビル)を展開するエスパルは二つの課題を抱えていました。
一つはカルチャーの異なる複数の駅ビルを吸収合併した弊害として、従業員の就業意識がバラバラであること。もう一つは、1年後に進出してくる東京の有名ファッションビルブランドに対し、地方のファッションビルブランドとして競争優位が見い出せないことでした。
二つの課題をブランディングによって解決しようと考えたエスパルは、担当役員を筆頭に主要部門長6名からなるプロジェクトチームを発足させます。そしてプロジェクト進行やブランド戦略の立案、具体的なブランディング施策を外部のブランドコンサルティング会社に依頼することにしました。