価値を高め、誇りを育む
企業ブランディング。
横山香料株式会社は、清涼飲料の製造会社として創業し、120年以上の歴史を重ねてきた企業です。1947年に食品香料専業メーカーへと転換して以来、天然素材にこだわった製品展開を軸に事業を発展させ、自然の風味を大切にした香料の提供を続けています。
業績が順調に推移し、社員数が増加する中で、社内外に向けて自社の強みや理念を明確に伝える必要性が高まっていました。加えて、地域社会貢献活動の発信や、ホームページや会社案内などのオウンドメディアのリニューアルも課題として浮かび上がりました。当社は、企業ブランドの社会的な価値を高め、社員に誇りを持ってもらうための戦略的アプローチを提案し、横山香料の企業ブランディングを支援しました。
課題は社員の一体化と
ブランド価値の強化。
横山香料株式会社が企業ブランディングに取り組むことを決めた理由は、大きく二つありました。
一つ目は、堅調な業績の伸びを受け、自社の強みや特徴をより効果的に社外へ発信する必要があったこと。同社は、天然志向を大切にした高品質な香料を長年提供してきましたが、ブランド価値をより深く理解してもらうための取り組みが求められていました。
二つ目は、社員数の増加と組織の多様化に伴い、企業理念やビジョンの共有がより重要になったことです。事業の成長とともに世代の幅が広がる中で、これまでの成功を礎に、未来への方向性を社員全体で共有し、一体感を醸成する必要がありました。
加えて、半年後には新たな配送センターの完成を控えていました。この節目を契機に、社内外へのブランドイメージを強化し、企業全体の成長を確かなものにするため、企業ブランディングに取り組む最適なタイミングだと判断したのです。
見えない課題を整理して、
ブランディングで未来を描く。
横山香料のホームページは10年以上、会社案内は20年以上更新されていませんでした。このままではいけないという意識が社内にはありましたが、具体的な解決策が見えず、漠然とした危機感が続いていました。
そこでフォアビスタは、横山香料のブランディング課題を整理し、明確な目標とプロセスを提示しました。また、ホームページや会社案内のリニューアルが必要であることを分かりやすく提案し、トータルブランディングの実施が決定されました。
プロジェクトではまず、キーパーソンインタビューとブランドインサイトを実施。得られた結果をもとに、整理されていなかった商品ブランド構造を再編成し、ブランドマネジメント戦略とポートフォリオ戦略を策定しました。そしてこれらのブランド戦略を支える柱として、「明日の食を豊かに彩る」というブランドメッセージを開発しました。
さらに視覚的なブランドアイデンティティの確立を目指し、企業ホームページと会社案内を全面リニューアル。加えて、新聞・雑誌広告の制作を行い、一貫したビジュアルアイデンティティの構築を支援しました。
企業文化の醸成。
企業価値の向上。
企業ブランディングのプロジェクトは半年間をかけて無事に完了し、横山香料ブランドは新たに生まれ変わりました。明確になったブランド戦略と、刷新されたホームページや会社案内は、企業ブランドにポジティブな変化をもたらし、進むべき方向を明確にしました。
そして半年後、横山香料から再びフォアビスタに声が掛かります。ブランドの基盤が整った今、次の課題は「ブランドの社内浸透」でした。こうして、既存の行動規範を進化させる新たなプロジェクトが始動。単なるルールの策定ではなく、社員に誇りを持ってもらうための行動規範を定めることを目的に、さらに半年間にわたり支援を行い、ブランドの持続的な成長を支える仕組みとして「行動規範Card」を制作しました。
ブランディングの成果を次のステージへと進化させたこれらのプロジェクトは、横山香料の企業文化を強化し、企業価値の向上につながる取り組みとなりました。
オウンドメディアを中心とする
コミュニケーションツール。
理念/MVV/パーパス浸透ツールの制作
Webサイト開発
会社案内制作
広告、デジタル広告、CM制作