NETFLIXのネーミングの由来
“スクリーン上映されない映画のパラドクス”
1997年、現CEOのリード・ヘイスティングスがオンラインでのDVDレンタルサービスを思いつき会社を設立。翌年の1998年に世界で初めてサービスを開始したNetflixですが、ネットでの映画レンタルを軸とした創業であったため、社名をNet(ネット)+ Flick(s)(映画)というネーミングとしたようです。
ここでなぜFlick=映画なのでしょう。そもそもFlickには「ひょいと動く(フリック入力のフリックです)」、Flickerには「揺らめく光、ちらつき」といった意味がありますが、昔スクリーン上映されていたフィルム映画はチカチカと明滅して見えたことから、flicker(その短縮系のflick)が映画や映画館を指す俗語となったのです。
さてNetflixですが、2007年にはコアビジネスをDVDレンタルサービスからストリーミング配信サービスに移行し、2023年9月末時点の有料会員数は2億4700万人となっています。そして同社のオリジナル作品は、アカデミー賞やカンヌ国際映画祭などで多くの賞を獲得するなど、映画制作会社としての側面も持つようになっています。
スクリーン上映されない映画がスクリーン映画の代名詞とも言うべきFlicksを名乗っているのは、一種のパラドクスかもしれません。実際、「スクリーン公開される予定のない映画は映画賞を受賞するべきではない」との感情を持つ業界関係者も少なくないようです。
参考;Wikipedia「Netflix」、新国立劇場HP「フリック」平川 大作

