Yahoo!のネーミングの由来
“邪悪な野蛮種族”
「ガリバー旅行記」をご存知ですか?
そう、ガリバーが空想の国を冒険する物語。今では児童文学として親しまれていまずが、出版された18世紀当時は痛烈な風刺小説として読まれていました。
その最終篇でイギリスの貴族制が風刺されていますが、そこにYahooと呼ばれる邪悪な野蛮種族がでてきます。これが由来して、その後イギリスやアメリカでは、Yahooは「ならず者」「無作法者」という意味を持つ言葉になりました。
そして1994年。自分たちのことをならず者だと思っていたスタンフォード大学のファイロとヤンの2人は、自分たちが開発した検索サイトのサービス名に「Yahoo!」って名付けたのです。安直なネーミングのようですが、世論や常識にとらわれないぞ!っという意気込みが伝わってきます。
ちなみに由来の別説として「Yet Another Hierarchical Officious Oracle」・・・直訳すると「もうひとつの階層的な非公式神託」というのもありますが…こじつけとしては哲学的過ぎる感があります。

