グローバルブランドの
ネーミングとロゴマーク開発

日機装Webサイトより

Aeroclear/Aeropure/安诺清

Aeroclear/
Aeropure/
安诺清

日機装

トップシェア商品を多数所有する
大手工業メーカー

大手工業メーカーである日機装株式会社。特殊ポンプを手がける「インダストリアル事業」、炭素繊維強化プラスチック製の航空機部品を手がける「航空宇宙事業」、血液透析やヘルスケア製品を手がける「メディカル事業」の3本柱で事業を展開し、トップシェア製品を多数所有しています。

そんな日機装のビジネスモデルは主にBtoBですが、「新たな技術に挑戦し続け、社会に貢献し続ける」というDNAのもと、BtoBtoCにも意欲的に取り組んでいます。“空間除菌消臭装置”も、そのようなプロダクトの一つに他なりません。

Aeroclear/Aeropure/安诺清のブランド調査、ブランド分析
Aeroclear/Aeropure/安诺清のブランド調査、ブランド分析

深紫外線LEDは、
一般向けに使ってこそ普及する

“空間除菌消臭装置”の核となる深紫外線LEDは、同社が熱心に取り組んでいるテクノロジーです。高い除菌能力が実証されている一方で、一般への認知がまだ十分とは言えない状況です。そこで同社は「深紫外線LEDは一般向けに使ってこそ普及する」という方針を掲げ、その能力を発揮できる“空間除菌消臭装置”を開発したのです。

製品化にあたってはネーミングが必要です。旧来の“空気清浄機”と、新テクノロジーを搭載した“空間除菌消臭装置”との違いをワンフレーズで伝えるのは容易ではありません。また医療機器ではないため、効果について直接的に謳いづらい難しさもあります。そのような状況で、当社にネーミングとロゴマークの開発依頼がありました。

Aeroclear/Aeropure/安诺清のブランド調査、ブランド分析
Aeroclear/Aeropure/安诺清のブランド調査、ブランド分析

ネーミングとロゴマークが
決定

「ユーザーへの提供価値に立脚したもの」、「空間除菌消臭装置の存在価値に立脚したもの」など4方向軸/4象限でネーミング開発を行い、60案を提示。その60案から選出された案と、同社が自社開発した案の計4案で社内アンケートを実施し、最終的に自社開発の「Aeropure(エアロピュア)」が選ばれました。

次の段階としてロゴマークを開発。意図やコンセプト、モチーフの異なる12案を提示し、複数の段階を経て1案が選ばれました。

  • Aeroclear/Aeropure/安诺清のブランド調査、ブランド分析
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グローバル展開に着手した矢先、
思わぬ問題が…

突如発生した新型コロナウイルス感染症の大流行の中、空間除菌に対する社会の関心が高まりました。このような後押しを受けて、Aeropureは目覚ましいセールスを記録します。日本から世界へ。同社がグローバル展開に着手した矢先に思わぬ問題が明らかになります。それは商標問題。Aeropureという商標を使用できない国があったのです。

新グローバルブランドの開発を依頼された当社は、開発の第一段階として、世界17カ国を対象とした同一調査(=同一商標を確認するスクリーニング調査)を実施しながら、同一商標が認められない35案を開発。同社に提案します。

Aeroclear/Aeropure/安诺清のブランド調査、ブランド分析

グローバルブランドの
ネーミングとロゴマークが決定

第二段階では、35案から選出された6案について、弁理士事務所による同一調査を再び実施。その結果から最終候補の3案に絞り込まれました。

第三段階では、世界17カ国における国際商標取得の可能性を探るべく、弁理士事務所によるグローバル商標調査(類似調査)を実施。結果的に「Aeroclear(エアロクリア)」が選ばれました。

そして開発の最終段階では、グローバルブランド「Aeroclear」と、その中国名「安诺清」のロゴマークを開発。更に日本名「Aeropure」のロゴマークについても、それらと同一性を持たせました。

※NIKKISOのロゴ、Aeropure、エアロピュア、Aeroclear、エアロクリア、安诺清は日機装株式会社の登録商標または商標です。

グローバルブランドの
ネーミングとロゴマーク開発

Detail

業種別
製造業
 工業・医療機器メーカー
ブランディング別
クライアント本社所在地
東京都

サービス別
ブランドコミュニケーション
 ネーミング開発
 ロゴマーク/VI開発
 ロゴマーク/VIガイドライン制作
 商標調査、商標登録

クライアント本社所在地
東京都